SH7045F へのプログラム書き込み手順

以下、ツールのコンパイルと、焼き込み手順について説明します。
Linux, Cygwin 環境における作業手順はポートの指定以外は同じになります。

コンパイル

コンパイル手順は以下の通りです。あらかじめ sh7045writer-1.X.X.tar.gz(1.X.X は随時バージョン番号に置き換えること) または sh7045writer-1.X.X.lzh が取得されていると仮定します。

  % tar zxvf sh7045writer-1.X.X.tar.gz
  % cd sh7045writer
  % ./configure
  % make 

インストールしなくてもプログラムの実行は可能です。プログラムは src/ に生成されます。
プログラムをインストールする場合には make install を実行します。Linux 環境であれば、root ユーザになる必要があります。

  % su
  # make install 


Sh7045F への焼き込み

SH7045F の設定

秋月の SH7045F 評価ボードにおいて書き込みを行うための DIP 設定は以下の通り。JP1 の BOOT にジャンパピンを取り付けます。

writeSetting.jpg

また、プログラムの書き込みは USB, シリアルのポートの内、シリアルポート側からしか行えません。従って、PC と SH7045F とはシリアルポートにて接続して下さい。
プログラムを焼き込むときには、SH7045F に 5.0[V] を与えてます。


書き込みツールの実行

プログラムの実行には、焼き込みを行うプログラムについて S-format 形式のファイル指定が必要です。何も指定せずにプログラムを実行した場合、プログラムは使用できるオプションを表示して終了します。

  % sh7045writer 
  usage:
        sh7045writer <mot file>
        options:
        -h, --help              print this message.
        --port=<PORT>           specify tty device. (default /dev/ttyS0)
        --baudrate=<BAUDRATE>   specify tty baudrate. (default 115200 bps) 

使用シリアルポートが /dev/ttyUSB0、データファイルが tRunCtrl.rom の場合、実行すべきコマンドは以下の通りです。(Linux 環境でのシリアルポートの認識について)

  % sh7045writer --port=/dev/ttyUSB0 tRunCtrl.rom 

Windows 環境の場合、指定ポートはデバイスマネージャで認識されている COM 一覧から設定します。(Windows 環境でのシリアルポートの認識について)

  % sh7045writer --port=COM1 tRunCtrl.rom 

使用シリアルポートがデフォルト(この場合 /dev/ttyS0)でよい場合には、データファイルのみの指定となります。

  % sh7045writer tRunCtrl.rom 

以下、データファイルが正常に焼き込めたときのメッセージです。

  % sh7045writer tRunCtrl_beego.rom
  device: /dev/ttyS0
  write baudrate: 115200
  mot file: tRunCtrl_beego.rom
  check S-format file ... O.K.
  adjust SH7045F baudrate ... O.K.
  send write program (1360 byte) ... O.K.
  writing started.
  complete! (140164 byte)                
  exit normaly. 

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