月別アーカイブ: 2015年8月

おいしい鶏肉の唐揚げを作る(その1: 計測のための準備)

私は鶏の唐揚げが好きなので、おいしい唐揚げの作り方を模索していこうと思います。
料理の再現性を高めるため、まずは調理の記録をできるシステムを導入します。

用意したもの

  • 手鍋、油、などの唐揚げセット
  • 油の温度を計測するための温度センサ(K型熱電対温度センサモジュール)
    • https://strawberry-linux.com/catalog/items?code=12388
  • 投入した肉の重さや油の重さを測るための測り

weight_measure

実施すること

  • 使用する油の量、鶏肉の量を計測する
  • 唐揚げの作り方を参考にしながら調理する
  • 調理中の油の温度を秒ごとに計測する
  • 食べる

karaage

実施例の紹介

K型熱電対温度センサモジュールの先が油に触れるようにして計測します。

sensor_image

例えば、油: 460g, 肉: 290g で唐揚げを作ったときの温度は、こんな感じに計測できる。

Screenshot from 2015-09-02 05:24:22

このグラフの左側のトンガリが、油の温度が 180 度になったときに肉を投入して 1分30 秒ほど揚げて、右側のトンガリが肉を4分寝かせた後に 30 秒ほどの二度揚げの様子を示している。
このグラフから、肉を投入してからは油の温度が下がり続けているのがわかる。 以前から「多めの油で調理しましょう」って良く言われるのにはこういう理由があるんだと理解できた。

火加減は揚げている最中は変更してないので、肉に移動した熱量とかの計算もそのうちしてみたい。

感想

  • タイマーで計測しながら調理するのは割と大変
  • 鶏肉を油に投入するあたりは、将来的には機械化したい
  • おいしい。 おいしい。
  • 鶏肉を入れると、油の温度が下がるのがわかるのは発見だった

今後の予定

今回はシステムの全体的な流れを紹介しました。
今後は、記録した油の温度データを用いて「20 秒後に鶏肉を投入しましょう」とかのメッセージ表示ができるようにするあたりの考察をしようと思います。

このシステムについての情報は、以下のプロジェクトで管理しています。
https://bitbucket.org/satofumi/fried_chicken