半田ゴテの電源入れたままにしてしまうのを何とかしたい (その1)

はじめに

ちょっと思い立ったので、身の回りで直面した問題について、それに対処する装置を作る前提で検討していこうと思います。 一応は作るつもりで検討しますが、実際に作るかは未定です。

今回のテーマは「半田ゴテの電源を入れっぱなしにしてしまうのを何とかしたい」です。

このテーマの目的と理由は、

  • 半田ゴテの電源入れっぱなしは、火事になる可能性があるから。
  • 私の電子工作のスキルを上げるため。
  • 「ハルロック」(モーニング KC)を読んだから。

です。
話が脇にそれますが 、半田ゴテ自体が大電流なため電気工作は色々と気をつけないと火事になる恐れがあります。 同僚には「『このブログ記事を参考にしないようにという注意書き』が3行に1行くらいの頻度で必要だと思う」とコメントされました。 実際に3行毎に注意書きを書くと読みづらいと思うので、とりあえずここに書いておきます。

私は電子工作の初心者です!
この記事を参考にして実際に電気工作をするのは危険です。 ご注意下さい!

というわけで、以下で検討していきます。

最初に考えたこと

  • 半田ゴテを使い終わったら、片付けるようにすればいいんじゃないか。
  • 時間が経過したら電源が切れるキッチンタイマーを買ってくればいいんじゃないか。

はい。正論です!
とりあえず、この意見はなかったことにして話を進めます。 全ては、私の電子工作スキルアップのためです。

電子工作する前提で考えたこと

  • 半田ゴテの使い始めにボタンを押すと、30 分くらいは通電するシステムとかどうか?
  • リレー使えばいいんじゃないかな?
  • 時間の計測はマイコンでどうよ?
  • 残り時間の表示はいる? LED でいい?

ここまで考えた時に、とりあえずリレー部品を選んでみようと思ったので、調べてみた。

検索キーワード:? 秋月 リレー

私: 「いっぱい候補が出たけど、”接点容量 2A” とか表示された。 そういえば半田ゴテがどのくらい電力を消費するか調べてみるか」

検索キーワード: 半田ゴテ 消費電力

私: 「そうか、電気半田ゴテは 40 から 100 W くらいか」 (今使ってるのは 50W だった)

んー。? 紹介されてた電気半田ゴテの最大電力は 100 W だけど、マージンを取って 150 W で計算すると電源は 100 V なので

150 (W) = 100 (V) x I (A)

で、1.5 A くらいの電流は流れうるってことか。 定格ぎりぎりのリレーを使うと発熱が怖いし、もう少し大きめの値を流せるリレーにするかな。

私: 「秋月の商品リストに『接点容量 5A』ってのがあるけど、これでいいのかな?」

秋月電商: 5V 小型パワーリレー
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-01214/

「5A 125VAC」ってあるし、100V AC で問題にはならないだろう。 とりあえずはこれを使うつもりで考える。 で、他にやることは、

  • 「今から 30 分使うから」というときに押すスイッチを用意する。
  • 時間の管理はマイコンでやる。
  • スイッチを押した時に「通電してますよ」ってのを表示する LED を用意する。

とかか?

それから、
あ、半田ゴテを使い終わって、電源をオフにしたいときにはどうしよう? 半田ゴテをコンセントから抜けばいいんだろうけど、それだと次に使うときに他の普通のコンセントに刺す可能性があるな。 ただ、使い終わったらコンセントを抜くというのは、まっとうだし安全だ。 少なくとも 「半田ゴテをコンセントに刺しっぱなしにするのは良くない」 という習慣付けをした方がよさそうなので、今回作るシステムは半田ゴテと一緒にコンセントから引き抜いて片付けることを想定した方が良いかもしれない。 ということは、大きさはそこまで大きくない方が良さそうだ。

とか考えた。

作りたいものまとめ

目的

  • 半田ゴテをコンセントに刺したまま放置することを抑制する。

使い方

  • 使い始め
    • 半田ゴテの電源プラグを作ったシステムのコンセントに刺す。
    • 作ったシステムをコンセントに刺す。
    • 作ったシステム上のボタンを押す。 (動作中の LED が点灯する。
  • 使い終わり
    • 作ったシステムごとコンセントから抜く。
    • 半田ゴテを片付ける。
    • 作ったシステムごとコンセントから抜く。

構成

  • リレー
  • 押しボタンスイッチ
  • ヒューズ (AC 用)
  • マイコン
  • LED
  • マイコン用の乾電池ケース

とりあえず今回は検討までを書き出してみた。 次はマイコンやヒューズやケースの選定と、回路図作成を行いたい。